Aoiの米国株投資で「FIRE」を目指すブログ

地方サラリーマン投資家が米国株投資で早期リタイア「FIRE」を目指すブログです。アラサー。2児の父親。

【投資の失敗談】決算ミス!アフター下げてる!即売りだ!→結果。。!?【SQ】

こんばんは。Aoiです。

今回は決算発表後の予想だにしない株価の動きから、取れたはずの利益が取れなかったという失敗談について紹介します。株式投資の難しさを物語る出来事でした。。

決算ミスっても株価が下がらない?スクエア【SQ】のパターン

スクエア【ティッカーシンボル:SQ】は米国の企業で決済ソリューションサービスを展開しています。事業内容は大きく二つあります。一つ目はセラー事業で小売りオーナーやレストラン経営者向けにPOSシステム、ハードウェア、金融サービスを提供、二つ目はキャッシュアプリ事業で個人向けに個人間送金決済、ビットコイン、株取引等で使用されるアプリを提供しています。

 

スクエアの売上高推移は以下の通りで、毎年2倍程度の成長率を見せています。

株価もIPOしてから20倍以上となっており、現在割高な銘柄となっていますが、成長率に魅力を感じて当初より投資していました。

f:id:eiki207504:20210923160034p:plain

始めて買ったのが4/26で248ドルで買付しました。その後、8/2の決算発表にて1株当たり利益予想0.31に対して0.66でクリアしましたが、売上予想4.99Bに対して4.68Bでミスしました。アフターで株価は確か-8%ぐらい下がってたと思います。私ももともと割高だったこともあったので、さらに下がるなと感じて即売り注文をかけました。

f:id:eiki207504:20210923155852p:plain

スクエアの最新四半期決算

しかし、ふたを開けてみたら株価は上がっていき、前日比10%程度の暴騰となりました。。その後、テーパリング懸念から相場全体が下がったタイミングの9/20に245ドルで買い戻しできたので最終的にはよかったのですが、短期的には非常に悔しい思いをしました。

f:id:eiki207504:20210923233107p:plain

スクエアの売買履歴

株価が上昇した理由

決算ミスったのに株価が上昇した理由について、一つは売上構成の半分以上を占めるのがキャッシュアプリによるビットコインの売上ですが、4-6月期はビットコインの価格が低迷したこともあり、一時的要因との見方が出来たことと、1株利益についてはサプライズ53%と好調だったことが挙げられます。

 

二つ目は決算発表と同時にアフターペイの買収が発表されました。アフターペイはオーストラリアのフィンテック会社で現在米国内で拡大している後払い決済(BNPL)サービスを提供する企業です。現在スクエアが提供していない消費者向け融資に進出することになります。

 

スクエアはいち早くビットコインの取り扱いを開始し、結果大きく売り上げを伸ばしてきました。将来を見据える、先見の明を感じます。今回の買収総額は290億ドルとスクエアの規模からはかなり高額買収となりますが、今後の期待感から株価が大きく上昇したものと思われます。

決算ミスっても下がらない、他のパターンとは?

スクエアのビットコイン売上もそうなのですが、他にも一時的な要素であれば決算コンセサンス予想下回っても株価下がらないことがあります。例えば、企業買収の費用や貸倒引当金繰入等、思わぬ営業外損失がある場合、1株利益がコンセサンス予想を下回ることがありますが、一時的要素としてみなされる場合があります。

 

逆に、決算が予想を上回っても、株価が下落する場合があります。例えば、ある程度将来の成長が株価に織り込まれている場合です。最近ではGAFAM(アマゾン以外)が第二四半期決算予想を大きく上回る決算でしたが、その後の株価は冴えず、下落する銘柄もありました。これはまさに良い決算が出るということが株価に織り込まれていたからです。

 

また、前回紹介したピンタレスト【PINS】では売上、1株利益は予想を上回りましたが、米国内のMAU(月間アクティブユーザー)が予想を下回ったことで成長に陰りが見えたことから株価が大幅下落となりました。売上、利益以外の要素も重要ということです。

今後の対応方法について

今回の失敗を経験して、「売るときは素早く!」と言いますが、決算ミスしたからといって、すぐに売る決断をするのではなく、決算内容の確認と市場が開いてからの株価の値動きに注意しながら、売るかホールドかその日のうちに決断するようにしたいと思いました。市場が開く前のアフター、プレマーケットでは売買が限定的なので、株価の値動きも参考にならない場合があります。

 

また、なかなか事業内容に精通していなければ決算内容もわからないことがあるので、やはり人の分析を参考にすることも多いです。誰も分析していないような小型銘柄への投資は控えたほうが良いと感じました。

まとめ:投資ルールを作ることが重要!

今回は決算ミスからの売りからの株価暴騰という失敗談について紹介しました。

今回の経験を活かし、以下を投資ルールとして今後運用していきたいと思います。

・決算ミスした場合、即売り注文を入れるのではなく、決算内容の分析、市場が開いてからの株価の動きに注意して、その日のうちに売るかホールドかの決断をする。

・誰も分析していないような小型銘柄への投資は控える

株式投資は本当に奥が深いです。決算発表後の予想だにしない株価の動きに動揺せず、自分なりによく内容を分析することが重要だと感じます。

 

本日は以上です。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村