Aoiの米国株投資で「FIRE」を目指すブログ

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米国債務上限引き上げ問題と株価への影響について

こんばんは。Aoiです。

米国株は弱気相場となっていますね。大きな原因の一つが米国の債務上限引き上げ問題です。

これが何なのか、なぜ現在株安に繋がっているのか紹介します。

債務上限とは?

債務上限とは、米政府が借金出来る残高の枠です。私たちも企業も融資を受けるには相応の担保や返済能力(収入等)が求められるため、借りられる上限が決まっているのと一緒で、政府も無限に借金出来るわけではないのです。借金返済能力がないと判断されれば、国の信用を失うことになります。そうならないために債務上限が決められています。

債務上限は引き上げられない?

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現在、政府の資金が10月にも底を尽きる状況となっております。この債務上限は議会の承認を得て引き上げることができますが、財政規律を重んじる共和党によって法案が否決されています。

 

債務上限が引き上げられない場合、国債の新規発行が出来なくなり、最悪の場合、デフォルト(債務不履行)に陥ることになります。

 

債券の償還、利払いができなくなると米国債が売られます。また、米国債の信用格付けに悪影響があった場合、米国経済に大きな打撃を与えます。2011年にはぎりぎりのところで法案が成立しましたが、米国債の格下げが発表され市場に大きな影響が出た事例もあります。

株価への影響は?

米国債が売られることで、金利が上昇し、株価への影響が出ます。実際に、今週に入り、債務上限引き上げられない懸念が生じているため、国債が売られ金利が上昇しています。9月第3週頃までは1.3~1.36%で推移していましたが、今週に入って1.54%程度まで上昇しています。

 

金利と株価は相関関係があり、基本はシーソーの動きとなります。金利が上昇することで株へ投資するハードルが上がるため、売られるのです。

私の持ち株も大きく下落しており、大変心が痛いです。。

今後の動きはどうなる?

さすがに経済への影響が大きいことは皆が承知していることなので、議会がデフォルト(債務不履行)になることを選ぶとは考えにくいというのは大方の見方です。昨年のコロナショックから経済が復活してこれからというときです。最終的に法案は通ると思われています。

 

ただ、万が一ということも考えられるため、現在債券市場、株式市場が不安定な動きを見せています。

最後に

本日は米国債務上限引き上げ問題について紹介しました。

 

今回の問題に加えて、テーパリングがいよいよやってくるのと、インフレの長期化懸念中国恒大集団の巨額債務問題による中国経済低迷の懸念等、複合要因によってしばらくは株式市場は弱気相場が続きそうな見込みですが、問題がクリアになれば、年末あたりからはまた株式市場に強気相場がやってくるのではないかと思い、弱気相場の今のうちに少しずつ株を仕込んでいます。

 

本日は以上です。

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