Aoiの米国株投資で「FIRE」を目指すブログ

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株式投資初心者が最低限知っておきたい専門用語まとめ

こんばんは。Aoiです。

今回は株式投資初心者が最低限知っておきたい専門用語をまとめてみました。米国株を中心とした内容となっています。

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株価指標

ダウ平均株価

米国の様々な業種の代表的な銘柄30種の平均株価。代表的な指標の一つで日本でもニュースでよく紹介されていますが、あくまで30種の平均なので、次で説明するS&P500のほうが米国経済全体を表す指標として適していると思います。構成銘柄はアップル、マイクロソフト、ディズニー、ビザ、マクドナルド等、日本でもよく知られる銘柄が多いです。

S&P500

米国の代表的な大型株500社で構成された指標の一つ。ダウ平均よりも構成銘柄が圧倒的に多いので、米国の株式指標はこちらを参照にしたほうが良いです。

ナスダック

米国の新興企業向けの株式市場の名称。新興といってもアップルやマイクロソフト等大型テック企業が入っています。米国企業だけでなく、他国企業も入っており、日本ではトヨタ自動車や任天堂が名を連ねています。ナスダック総合はナスダックに上場している銘柄の平均株価指標となっており、注目されている指標の一つです。

ラッセル2000

米国の代表的な小型株指標です。ニューヨーク証券取引所、ナスダックに上場している企業のうち、時価総額が1001位~3000位までの銘柄で構成されています。

株の種類

グロース株(成長株)

業績が伸びており、今後も成長が続くと見られている株で、株価が市場平均よりも高く、割高といった特徴があります。配当金がなく、その分設備投資や人材への投資に充てて成長を加速させるといった企業が多いです。

バリュー株(割安株)

株価が市場平均よりも低く、割安な銘柄。大きな成長は見込めない分、配当利回りが高い傾向にあります。

ETF

上場投資信託。特定の株式指標の動きに連動した運用成果を目指します。例えば、S&P500であれば「VOO」ナスダック総合であれば「QQQ」(ナスダック時価総額上位100位に連動)があります。

レバレッジ型ETF

日々の変動率に一定の倍率をかけることで大きな値動きになる特徴がある。大きな利益を見込める半面、大きく損する可能性もあり、また、中長期においても必ずしも一定の倍率の値動きにならないことと、運用手数料が高いこと(年利1%程度)から中長期の投資には向かないです。短期投資向けで初心者は手を出してはいけない商品です。

S&P500に連動した「SPXL」やハイテク企業銘柄構成の「TECL」等があります。

IPO(新規公開株)

証券取引所に上場し、株を売り出し、誰でも株が買えるようにすること。IPOして間もない銘柄はボラティリティが激しいので、初心者は手を出しては痛い目に合うことが多いです。

ADR

American Depositary Receiptの略で米国以外の企業が米国で発行される有価証券になる仕組みのことです。日本企業もトヨタ自動車やソニー等、米国の証券取引所でADRの仕組みで取引されています。

取引の基本知識

約定

「やくじょう」と読みます。(やくていではないです。)株の売買が成立することを言います。

配当

企業が株主に利益を分配すること。バリュー株では配当利回りが多い傾向にあります。年5%以上の銘柄もあります。米国の通信事業の展開するAT&Tは配当利回り7%です。

インカムゲイン

安定的に受け取れる利益のこと。株式投資でいうと配当金を指します。

キャピタルゲイン

株を売却することで得られる売買益のことです。

チャート

始値(寄り付き)

「はじめね」と言います。一定期間の最初についた価格のことです。寄り付き(よりつき)とも言います。

終値(引け値)

「おわりね」と言います。一定期間の最後についた価格のことです。引け値(ひけね)とも言います。

上値

「うわね」と言います。現在の水準より高い価格のことです。これ以上上がらないだろうという状況を「上値の重い展開」と言ったり、上昇する局面では、「上値を追う」と言ったりします。

天井・底値

一定期間についた一番高い価格を「天井」、一番低い価格を「底値」と言います。

上値抵抗線

上値が抑えられる位置のこと。一般的に過去の高値と高値で結んだ線で表します。

下値抵抗線

株価が下げ止まるか、反発する位置のこと。一般的に過去の安値と安値で結んだ線で表します。

移動平均線

一定期間の株価の動きを表した線。米国の投資家は短期では「50日移動平均線」、長期では「200日移動平均線」をよく見ると言われています。

ボラティリティ

略して「ボラ」です。株価の変動率のことで、動きが激しいと、「ボラティリティが激しい」と言います。グロース株、IPO株はボラが激しく、バリュー株は割と安定している傾向にあります。

トレンドライン・ブレイク

上値・下値抵抗線のことをトレンドラインと言い、このラインが破られることを「ブレイク」と言います。

ボックス相場・レンジ相場

一定期間に一定の幅で上がったり、下がったりすること。最近のアマゾンがこれに当たります。

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アマゾンの過去1年間の株価推移

株式指標

PER

株価収益率。株価が1株当たり純利益(EPS)の何倍まで買われているか見る指標。現在の株価が企業の利益に対して割安か割高か判断することができます。S&P500銘柄の2021年の予想EPSは200.36ドル、PERは22.21倍で現在かなり割高水準となっています。コロナで低迷した業績が回復することを織り込んだ株価となっています。

【計算式】PER(倍)=株価÷1株当たり純利益(EPS)

PBR

株価純資産倍率。株価が1株当たりの純資産の何倍まで買われているか見る指標。現在の株価が企業の資産価値に対して割安か割高か確認します。

【計算式】PBR(倍)=株価÷1株当たり純資産(BPS)

PSR

株価売上高倍率。時価総額を年間売上高で割ったで割ったものです。IPOしたばかりの銘柄は赤字の企業が多く、PERでは計算できないため、PSRで確認することが多いです。

【計算式】PSR(倍)=時価総額÷年間売上高

ROE

自己資本利益率。自己資本(純資産)に対してどれだけ利益を生み出されたか見る指標。

【計算式】ROE(%)=当期純利益÷自己資本×100

出来高

ある一定期間中に売買が成立した株数。出来高が伴う株価の上昇や下落は機関投資家が動いているとよく言われています。

買い方・売り方

損切

購入時よりも株価が下落し、含み損になっている状態から売却すること。大変重要な行為で、特に決算をミスして下落した銘柄はその後も下落が続く場合が多く、また株価が戻ることを期待してしまいがちですが、早く損切して他の銘柄に投資したほうが得する確率が高いと感じます。「損切は適切に、早く」をモットーにしています。

利食い

購入時よりも株価が上昇して含み益が出ている状態で利益確定のために売却すること。含み益の状態でさらに株価が上がるのを待っていると相場が悪くなり、もうけ損になることがよくありますが、それを避けるために利益があるうちに売却してしまおう、という場合に使います。

手仕舞い

株価が含み益、含み損どちらの状態でも売却して現金化することを言います。長期連休前には手仕舞い売りが多く出ることが多いようです。

順張り

株価が上昇、下降トレンドにあるときにその流れに沿って売買することです。主にグロース株投資に用いられます。

逆張り

株価が下降トレンドの時に買い、上昇トレンドの時に売るという流れに逆らって売買する方法です。主にバリュー株投資に用いられます。

押し目買い

株価が上昇トレンドにあり、利益確定の売りが重なったりして調整が入り下落したタイミングで買うという手法です。私が好きな買い方です。

ナンピン買い

保有している銘柄の株価が下がったときに買い増しして平均購入価格を下げることです。その後さらに下落して含み損が拡大することが多く、よほどその銘柄にたいして将来性を感じているとか理由がないとやってはいけません。初心者はやってはいけないことだと感じます。

注文の種類

成行注文

必ず売買できる注文方法です。成行売り注文をしたときは一番高く買い注文していた人と売買が成立し、成行買い注文をしたときは一番安く売り注文をしていた人を売買が成立します。取引が成立しやすいですが、相場が大きく動いているときは思わぬ価格で約定してしまうことがあり、注意が必要です。

指値注文

売買の際に価格を指定して注文すること。指値買い注文をしたときは指定した価格以下で売買が成立しないと約定しません。。指値売り注文をしたときは指定した価格以上で売買が成立しないと約定しません。

逆指値注文

指値注文の逆となり、逆指値買い注文の場合は指定した価格以上、逆指値売り注文の場合は指定した価格以下にならないと約定しません。

相場

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金融相場

景気が悪化し、金融緩和が行われると株価が上昇する状態。

業績相場

景気が回復し、企業業績が回復することで株価が上昇する状態

逆金融相場

金融引き締めが行われ、資金が株から債券等に流れて株価の調整が行われる状態

逆業績相場

金融引き締めで業績が悪化し株価が下がる状態

地合い

相場の状態。出来高が伴い、株価指数が上昇している局面は「地合いが良い」、株価指数が下落している局面は「地合いが悪い」と言います。

調整(踊り場)

何らかの好材料・悪材料があり、株価が大きく変動した後に株価が本来の適正値に戻る様を調整と言います。主に下落する場合を調整と呼ぶことが多いです。

織り込み済み

企業の将来の業績や好材料・悪材料の項目を現在の株価に反映すること。良い決算を出しても株価が上がらない状態はすでに株価に織り込まれているという状態です。

企業運営に関わること

株式分割

すでに発行されている株式を分割することです。1:4の分割であれば1株を4株に分割となり、株主の方は保有株数が4倍、購入価格が1/4になります。1株当たりの価格が下がるため、買いやすくなり、株価にとっては好材料と捉える事が多いです。

増資

資本金を増やすこと。新たな株式を発行するため、株式数が増え希薄化が懸念されて一時的に株価が下がることがあります。しかし、多くの場合は成長のための増資であるため、その後株価は持ち直すことが多いです。

減資

資本金を減らすこと。欠損補填(累積赤字を資本金取り崩すことで補填すること)や会社分離等の目的が行われることが多いです。欠損補填の場合は経営に問題が生じている場合が多く株価下落することがあります。

その他

握力

どんなに株価が下落しても、どんなに相場の地合いが悪くても、保有して続けること。ゆるぎない信念が必要。

株クラ

株クラスタの略。ネット上で株について情報発信したり、意見交換する人たちのこと。ツイッターが盛んな気がします。

最後に

今回は株式投資初心者が最低限知っておきたい専門用語について紹介しました。

 

「よく聞くけど、意味がよくわからない」といったことがないようにしておきたいです。本記事では一つひとつの深堀が出来ていませんので、よくわからないといった方はよく調べるようにしましょう。

 

本日は以上です。

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