こんばんは。Aoiです。
今回は投資する理由について考えてみました。
考えれば考えるほど、投資しなければ未来は決して明るくないなと思いました。
お金を増やし、暮らしを豊かにしたい
すべてのモノ・サービスはその価値を価格で表します。お金の存在しない時代は物々交換が主流でしたが、貨幣制度が誕生してからはお金ですべてのモノが交換できるようになりました。そしてよりよいモノ・サービスを受けるには、高いお金を支払う必要があります。つまり、お金はないよりあるほうが確実に生活は豊かになるのです。
もちろん、お金がたくさんあるからと言って幸せとは限りません。面白いデータがあります。幸福度のピークは年収約800万円と言われており、それ以上になると幸福を感じにくくなるようです。
しかし、実際には日本の平均年収は約430万円で幸福度が一番高い800万円の半分しかありません。
また、過去30年で平均年収は上がるどころが、減少しています。
参照:図表1-8-2 平均給与(実質)の推移(1年を通じて勤務した給与所得者)|令和2年版厚生労働白書-令和時代の社会保障と働き方を考える-|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
給料は上がらないのに社会保険料は増える一方です。少子高齢化が顕著に進む日本では、社会保険は働く世代で多く賄わなければなりません。消費税も平成元年に3%でスタートしてから30年で10%まで増税されています。インフレ(物価の上昇)こそないものの、これでは資産は一向に増えず、消費も増えず、日本経済はいまだに30年前のバブル期を超えられていません。
ここに、我々が投資する理由があります。投資をしなければ、豊かになれません。格差が広がるばかりです。低所得者ほど投資をするべきです。
何に投資するのか?
投資と言っても様々な種類があります。債券、コモディティ(金、プラチナ、原油等)株式、不動産等。どれほどのリスクが取れるかによって、何を選択するか、どのようなポートフォリオを構築するかが決まってきます。
これは千差万別で考え方はいろいろありますが、必ず入れてほしいのが株式投資です。債券は安定した利回りを受けられますが、大きなリターンは見込めません。コモディティの代表格、金は近年相場が上昇傾向にあり、金投資を進める著名人も多いですが、すぐに大きなリターンが得られるかと言うと疑問です。株式投資はリスクが大きいとよく言われますが、どこに投資するか、どの銘柄に投資するか、どのように分散するか、といったことを吟味することで安定したリターンを得られると考えております。
どこに投資するか?
まず、どこに投資するかですが、世界に目を向けることです。特に米国株がおすすめです。
米国株がおすすめの理由
・人口増加による安定した経済成長、GDPの増加
・投資環境が整っている、コーポレートガバナンス(企業統治)がしっかりしている
・指数の組み入れ銘柄の入れ替わりが定期的にあり、新陳代謝が良い
・世界的に有名な企業が名を連ねる
インドや東南アジア等、新興国企業はこれから大きな成長が見込めますが、為替が不安定になる懸念や政治的要素が絡んでうまくいかないリスクがあります。総合的に考えると株式投資は現段階では米国一択と思います。
どの銘柄に投資するか?
次に、どの銘柄に投資するかですが、米国企業のことなんかよくわからないという方も多いかと思いますが、必ず知っている企業が多いと思います。GAFAMと言われるアップル、アマゾン、フェイスブック、グーグル、マイクロソフトは知らない人のほうが少ないと思いますし、これらのサービスを使用したことがない人もほとんどいないのではないかと思います。ほかにもネットフリックスやEVで有名となったテスラ等、世界的に有名な企業が名を連ねます。
こういったよく知った企業であれば投資もしやすいと思います。また、これらの企業はこれまで米国株の指数を引っ張ってきた大型株なので、これからも米国の成長が続くことを考えいると株価上昇の見込みが大きいと思います。
ちなみに私は現在、GAFAMの中だとグーグルとマイクロソフトに投資しています。
個別株だけでなく、指数への投資もおすすめです。ETF(上場投資信託)で米国大型株500社の株価平均値を表す「S&P500」指数に投資する「VOO」、米国市場全体に投資する「VTI」当たりが一番おすすめになります。積立nisaやiDeCoでもS&P500指数への投資商品があります。
こちらの画像のようにS&P500は特に近年の成長が凄まじく、5年間で2倍(年利15%)のリターンを得ています。債券だとせいぜい1.5~3%程度です。米国株に投資しないわけにはいかないという気になります。
どのように分散するか?
最後にどのようにポートフォリオを構築して分散するかですが、私は大体15銘柄程度に分散させています。中身はグロース株(成長株)一色ですが、リスクを許容しているのと、15銘柄程度に分散することで、どれかの銘柄がダメになっても他で補填できると考えています。
グロース株はボラティリティが激しく、相場の下落局面では大きく株価が減少してしまうリスクがあり、耐えられない人も多いと思います。
そういった方は半分以上を「VOO」や「VTI」等の米国全体に分散投資することができるETFを持ち、他は好きな個別銘柄を持つといった方法です。コア・サテライト戦略と言います。または下落相場にも強いセクターをポートフォリオに加えることです。生活必需品セクター(例:ウォルマート、P&G等)、ヘルスケアセクター(例:ジョンソンエンドジョンソン等)がいわゆるディフェンシブ銘柄と言われます。
最後に
今回は投資する必要性や方法について紹介しました。日本は治安も良く、住みやすい国と言われていますが、幸福度は意外と高くなく、経済成長の停滞、少子高齢化による若い世代の負担といった問題があり、働く世代には厳しい環境だと思います。
こうした環境で豊かになるには投資するしかないのです。安定した経済成長の米国に投資し、リターンを経て、日本で消費し経済に貢献する。これが今最も最適解なのだと考えています。
本日は以上です。