Aoiの米国株投資で「FIRE」を目指すブログ

地方サラリーマン投資家が米国株投資で早期リタイア「FIRE」を目指すブログです。アラサー。2児の父親。

FIREとは?達成のために必要なことと注意点について

こんばんは。Aoiです。

今回は私も最終的な目標としているFIREについて紹介します。

まずFIREとは何のかということと、達成のために必要なこと、注意点について紹介します。

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FRIEとは?

FIREとは「Financial Independence Retire Early」の略です。経済的自立と早期リタイアを掛け合わせた言葉です。資産を最大化し、運用に回すことで不労所得を獲得し、生活費を賄うことで経済的自立をして早期リタイアを目指すというものです。

 

アメリカの若い世代を中心にムーブメントとなっており、日本でも流行の兆しがあります。

 

FIRE達成の目安として「4%ルール」といものがあります。年利4%の運用益で生活費を補填して資産を目減りさせることなく生活することができるという考え方です。

 

例えば、年間の生活費が300万円の場合は、「300万円×25倍」で7,500万円がFIRE達成のための金額となります。

 

この4%は過去の米国株式市場の実績とインフレ率を加味して計算された数字となっており、米国株式市場が今後も上昇トレンドを保つ前提の考え方なので注意が必要です。米国株式市場は超長期で見ると右肩上がりですが、2000年代は低迷期でありました。

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S&P500の株価推移

こちらは米国株式指数のS&P500の株価推移です。基本的に右肩上がりですが、2000年代は低迷期となっており、2000年にITバブルの崩壊、2008年にリーマンショックという2度の景気後退局面を迎えたこともあり、2000年につけた最高値1,500を超えるのに12年間かかっています。

 

このことも頭に入れておきながら、目標金額設定やFIRE実行の時期を考える必要があります。

 

私の場合は、明確な時期は決めていませんが、45歳ぐらいまでにはFIREしたいと考えています。現在、年間の支出は360万円/年となっており、4%ルールに当てはめると9,000万円になりますが、子供がまだ6歳と2歳で45歳ぐらいではちょうど大学に入るかぐらいなので学費という大きな出費があります。また、そのころの経済状況が全く読めないこともあり、状況を見ながらFIREを考えていきたいと思っています。

 

資産運用の目標は設定しており、以下の通りです。現在、投資元本は1,500万円程度です。20万円/月の入金力で年利15%を目指しています。2029年には1億円の大台に行きたいと思っています。

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目標設定

FIREのメリットは?

現在、サラリーマンの方は所定の決められた場所で所定の労働時間を過ごすという方が多いのではないかと思います。所定労働時間が仮に8時間、残業1時間、通勤時間1時間、稼働日が20日/月とすると2,400時間/年を会社のために費やしているということになります。代わりに安定したお給料をいただくことができますが、年功序列型の賃金制度を採用している企業が多い日本では、どれほど成果を上げても給料にはなかなか反映されず、今の仕事が好きな方は良いのですが、そうでもない方にはなかなかモチベーションが上がらない方も多いのではないでしょうか。私も今の仕事は社会への貢献度もわかりにくく、まったくやりがいを感じないです。

 

FIREを実践することで、この会社に費やしていた時間を自由に使えるということになります。これだけの時間があれば何でもできる気がします。趣味に没頭するもよし、趣味が商売に繋がる可能性もあります。資格を取得して自分で商売を始めるということもできます。住む場所も自由に選べます。世界を旅しながら自由気ままに生きることだってできます。働きたくなったら自由気ままに好きな仕事を見つければよいです。

 

決められた場所で所定の労働時間を過ごすというサラリーマン生活から解放されるというのは、安定した収入の代わりに、自由を手に入れることができる、と同時に様々な可能性にチャレンジすることが容易にできるようになります。人生を豊かにすることはお金も重要ですが、それ以上に限られた時間の中でどのように過ごすかのほうが重要だと考えています。

 

FIREは人生を豊かにするための選択肢なのです。

FIREを達成するために必要なこととは?

FIREを達成するためには①支出の最適化と②資産の最大化です。

①支出の最適化

これは最小化ではなく、最適化です。無駄を省くことが主で、過度な節約はFIREの目的である「人生を豊か」にすると金は慣れてしまうので、何をしているのかわからなくなります。絶対にNGです。

 

無駄を省くというのは具体的には以下のような項目です。

・携帯料金の見直し、格安スマホへの切り替え

・日用品、習慣的に摂取する飲食物のまとめ購入、オークション活用等による最安値での購入(コンビニは極力使わない)

・保険の見直し、解約

私の場合は、携帯料金は楽天モバイルに切り替えており、現在1年間無料で使用できています。有料化となっても、1GBまでなら0円となり、最大でも2,980円/月です。仕事中は缶コーヒーを2本飲むのが習慣となっており、昔は会社の自動販売機で買っていましたが、現在はアマゾンの定期便で購入しており費用削減しています。保険は医療保険解約しました。日本は健康保険があるので、ある程度資産があれば保険不要派です。

 

支出の中で大半を占める住居費と食費は「生活の豊かさ」に直結するのでそこまで切り詰めてないでいこうというのが私の考えです。旅行も定期的に計画して家族の思い出作りには手を抜きません。極力車で移動して移動費を抑える努力はしています。運転はほぼ私だけです。

②資産の最大化

資産を投資に回すことで運用益を獲得し、資産を最大化していきます。ここで注意したいのはリスクを取りすぎないことです。資産を確実に増やしていく必要があるので、リスクを取りすぎて逆に減らしてしまうということはないようにしたいです。始めたばかりの時は相場の地合いによっては一時的に含み損を抱えてしまうことがあると思いますが、あくまで長期目線で考えることが必要です。

 

投資にはいろんな種類がありますが、おすすめはやはり米国株式投資です。今後も安定的な人口増加、経済成長、GDPの成長が見込めており、投資環境が整っており、指数のS&P500は過去5年間で2倍になっています。このペースで今後も成長を続けるかは疑問が残りますが、(現在の株価のバリュエーションはかなり割高)株式市場を席巻する大型ハイテク企業はほとんど米国企業で、これからも世界経済の成長をけん引すると思います。株式投資なら米国株以外は現段階では考えられません。

以下は毎月10万円を年利10%で20年間積立した場合のシミュレーション結果です。

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毎月10万円を年利10%で20年間積立した場合のシミュレーション

運用益に利回りが掛かる「複利」の力で資産の最大化を目指します。こちらのケースで運用できれば20年目には資産は7,500万円を超えます。投資元本に対して3倍になっています。これが「複利」の力です。

 

今は資産形成を支援するための税制優遇制度があり、通常運用益から20%の税金がかかりますが、枠内に入った分は非課税になります。NISA、積立NISA、iDeCoが該当します。こうした制度を最大限活用して資産の最大化を狙っていきます。

※iDeCoは60歳まで引き落としができないので注意が必要です。

まとめ:FIREを目指すなら慎重な目標設定、リスクを取りすぎないことが重要

今回はFIREとは何か、メリットと注意点、達成するために必要なことについて紹介しました。日本でも雑誌等で取り上げられることが多くなってきたFIREですが、実際に目指すにあたって、FIREを急ぐあまり、支出を節約しすぎてストレスを抱えてしまったり、資産運用にリスクを取りすぎて資産を大きく減らしてしまったり、ということがないように注意していきたいものです。

 

また、4%ルールに則って目標設定するのもよいですが、ITバブル崩壊&リーマンショックのように、一年間で景気後退局面が2度起こってしまったり、この先何が起こるかわからない世の中なので、慎重に考えたいところです。

 

本日は以上です。

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