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【超基本】絶対抑えておきたい、長期金利と株価の関係について

こんばんは。Aoiです。

今回は株式投資をするにあたって、知っておきたい長期金利と株価の関係についてです。金利は株価への影響が多大なので、絶対に抑えておきたい基本知識になります。

長期金利の指標は?

まず、長期金利なにで見ればよいのか?ということですが、指標として一般的に用いられるのが米国の国債10年の利回りです。

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米国10年債利回り推移【2021年9月24日時点】

参照:マーケット|SBI証券 (sbisec.co.jp)

 

株価との関係が密接にあるので、株式投資をしている方はできるだけ毎日チェックしたほうが良いです。最近は、先日のFOMC(米連邦公開市場委員会)にてテーパリングの年内実施、利上げの前倒し見通しが示されて、上昇、債券に売り圧力がかかっています。

長期金利が上昇することによる株価への影響は?

基本的に、長期金利と株価は相関関係があります。

企業の資金調達の影響

企業が金融機関から借入するときの金利が上がるため、支払利息が上昇、利益を圧迫します。特にまだ利益の出せていないスタートアップ企業では、資金調達の難易度が上がるため、影響が大きいと言われます。

株式投資へのハードルの変化

株式投資は企業業績によって株価が変動するため、投資の中でもリスクが高い部類になります。金利が上がることによって、銀行預金の利子や債券の利回りが上昇します。そういった状況下では、リスクのある株式投資をするよりも、ノーリスクの銀行預金やリスクの少ない債券に投資したほうが良いということになります。

 

つまり、金利が下がっているときは株式投資へのハードルが下がり、金利が上がっているときは株式投資へのハードルが上がるということになります。

 

株価というのは理論上、(金利-企業の成長率)/企業の利益という計算式で計算されるというのが考え方の一つにあります。

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理論株価の考え方

金利が5%、年間成長率の見込みが同じく5%だとしたら、リスクのある株を買うよりも、債券や銀行預金に預けるという考えになります。

金利と株価の相関関係

景気が悪化し、金融緩和が行われると株価が上昇する状態を「金融相場」と言います。景気が回復し、企業業績が回復することで株価が上昇する状態を「業績相場」と言います。金融引き締めが行われ、資金が株から債券等に流れて株価の調整が行われる状態を「逆金融相場」と言います。金融引き締めで業績が悪化し株価が下がる状態のことを「逆業績相場」と言います。

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業績相場と金融相場のサイクル

基本的にはこのサイクルで相場は回っていきます。

 

金利が上昇すると、株式投資へのハードルが上がることから、株価は調整される傾向となりますが、景気と業績が回復する業績相場に入ると、金利が上昇しても、株価は上昇されていきます。金利と株価の相関関係を理解するには、業績相場と金融相場のサイクルを理解する必要があります。

まとめ:米国10年債利回りを毎日チェック!極端に上がってきたときは要注意!

今回は金利と株価の関係について簡単に紹介しました。

 

金利と株価の関係は株式投資をする上で最も重要なことなので、必ず押さえておきたいところです。株価は「金利7割:業績3割」で決まるとおっしゃっている方もいます。

 

とにかく伝えたかったことは、長期金利の上昇が株式投資へのハードルを上げるため、調整局面に入る可能性が高いということ。長期金利の指標である、米国10年債利回りを毎日確認し、極端に上がってきたら注意が必要ということです。

 

現在、金利が上がってきている傾向にありますので、大きな調整に備えてキャッシュポジションを増やしています。

 

みなさんも注意していきましょう!

 

本日は以上です。

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